字幕単語帳でサイエンス

この章では研究を志す人のために1ページ作成させていただきます。研究といっても、その材料は幅広く医学食品建築など様々な研究材料が世の中にあります。また、研究職に従事していなくとも大学数学生物学経済学歴史など勉強されている学生さんもこのホームページに遊びに来られているかもしれません。私はいずれにせよ、世の中に新しいものを作り出すことを志す、そんな人たちを応援できればと思っております。

私自身、現在研究に片足を突っ込んだような仕事をしていることから何か新しいことを生み出すことの辛さなど肌で感じたり、一方でその大切さを実感することが多々あります。私のまわりにはバリバリ実験室でフラスコを振っている研究者、新しい医療技術を世に送るために日々奮闘する医師、また一方で研究者の卵を育成する研究室の教授など様々です。一言で研究を語ることは到底できないことではありますが、こうした研究を行う上で、まず欠かすことのできない要素は何でしょうか。まさにこのような質問こそCatch Questionsに加えたくなるお題でもありますが、私としてはビジョン、忍耐力、冒険心と考えます。その中でビジョンについて少しでもサポートさせていただければと思います。

ゆるぎない大きなビジョンは研究を行う上で必須と言えます。このビジョンがぶれると単なる自己満足で終わったり、何か発明してもまわりから一切受け入れてもらえず努力の割には悲しい末路を迎えるかもしれません。そんな大切なビジョンを書き留めるためにも心を掴むCatchワードをこのアプリと共に考えていただければと思います。

そして研究対象が決まったところで絶え間なく紐づく疑問の追及です。例えば猫の研究者のCatchワードが「猫の本能」だったとします。するとこのCatchワードに紐づくQuestionはぽつぽつと出てはきませんでしょうか?Q1.猫はなぜじゃれるのか?、Q2. 猫はじゃれた後どういう満足感があるのか?、Q3. 猫は年をとるとなぜじゃれにくくなるのか? …こんな感じにノートをまとめ、皆様の研究成果に貢献できればと思っております。

最後にこのアプリならではの是非活用していただきたい機能が二つございます。それは写真と録音です。上記のことだけまとめることだけなら紙面のノートと鉛筆で十分かと思われてしまうかもしれません。しかし、せっかくこんな便利な機能がスマートフォンに搭載されているのであれば利用しない手はありません。

1.写真機能
研究に従事する方であればよく読み込むのものはまず論文と言えます。学会誌pub medなど様々な媒体が世の中にありますがFigやTableなど、少しでも何か直観するものがあれば写真に撮りためてQuestionと結びつけを行っていただければと思います。FigやTableは論文の大筋を体現することが多く、何回も見直すことで新しい知見を得ることがあります。是非、疑問は流さずにわからなければ後で見直すという姿勢を徹底しましょう。また、自分で書き残したメモなども気になるようであれば写真にとってそのメモを捨てる前にアプリのQuestionと結び付けを行うのも良いかもしれません。結構最初に思いついたアイディアなど貴重であったりもします。
2.録音機能
次に利用していただきたいものは録音です。録音のすばらしいところは、ノートでは書き残せない、その時の感情を含む肉声を残すことができます。特にビジョンを語る上では、立ち上げの感情が重要で、その後の忍耐力に大きく結びつきます。さらに音声は引き出される時にエラーが起こりやすく、そこがノートと違う魅力の一つでもあります。ノートは文字が完全に残るため、そのアイディアから少し外してものを考えることは難しいですが音声記録は引き出し時に多次元的に変化します。一番最初にひらめくアイディアなどは音声で残すなどおすすめではないでしょうか?

Catch Questionを通じて皆様の研究開発のノート管理として役立てていただければ幸いです。