スピーキングをアプリで練習

Catch Questionsの最大の活用法としては外国語学習にあります。もちろん、日本語(自国語)学習にお使いいただいても結構です。私自身、英語学習を通じてこういうアプリが欲しいなと思いつつなかなか巡り合えなかった経緯があり、それでは自分で作ってしまおうと思うに至ったのが発端でもありました。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングと言語学習の中で日本人が苦手とするものは何でしょう?いくつかの語学学校からの回答によるとそれはスピーキングのようです。なぜかというと大半の人が勉強の方法がわからないということです。また上達したのかもわからないし、それをどう評価してよいのかも難しいところもあります。私も、英語を20年以上は勉強している身ではありますがスピーキングだけはどうしても苦手意識がありました。そのため、何か良いスピーキングアプリはないかと良く探したものでした。

しかしこのスピーキングとは赤ちゃんが言語の中で最初に身に着けるものでもあり、人の人間性を表す最も大事な言語要素と言えないでしょうか?一方で、日本の教育の中ではこのスピーキングが少し軽視されているようにも思えます。スピーキングがなぜ教育の現場でそれほど取り扱われることが少ないことに完璧な回答がないから点数がつけにくいという側面もあるかもしれません。しかし、この完璧な回答がないことが私としては魅力的に映ります。

そして、このスピーキングはアイディア、直観、発想、ひらめきの起爆剤となります。口に出しては言わなくとも頭の中で漠然と言葉が反芻し、創造が起こります。実はこのアプリもこうしたプロセスの中で構築されました。皆様にもこうしたスピーキングの魅力をこのアプリを通じて学習の域を超え堪能していただければと思います。

それでは本アプリを通じてスピーキングをどのように学習(堪能)したらよいかを説明します。まず、スピーキングを行う上では棒読みとなってはいけないということを念頭としてください。言葉を発する時に思い描くことは文字ではなく映像が好ましいです。もちろん、想像を膨らませるキーワードは結構ですが文章はいけません。日本語を自然に話すときに文章を思い描きながら話す人はまずいないと思いますが、ここが大事なポイントでもあります。映像と共に記憶された話言葉は文章とともに記憶された話言葉と違い、次回引き出される時に想像を超え創造となります。そうです、少し表現が変わるぐらいのエラーが起きる方がむしろ融通が利きます。

またもう一つだけスピーキングを行う上で大切なこととして、「できるだけ簡単な表現を用いる」ということです。特に外国語習得の中で陥ってしまうことに難しい表現を使って、かっこよく話したいという衝動にとらわれしまうことがあげられます。例えば「この猫屋敷は築30年の老朽化した建物です。」を英語で言うとどうなるでしょうか。猫屋敷、築、老朽化などの言葉にとらわれてしまうかもしれませんがシンプルに「This cat house is 30 years old.」のレベルでも話言葉としてよい場面がほとんどです。会話では正確な表現より、言葉のリズムであったり、会話の流れを妨げないよう瞬時に意思を伝える方が多少間違っていても好印象とされる場合もあります。従ってシンプルな表現の引き出しは持っていて損はありません。特に多彩な表現を持つ日本語を表現の乏しい英語に変換する作業は至難の業でもあり日本人がつまづくところでもあります。もちろん、シンプルな表現がたくさん習得されたところで難しい表現を録音し、自分の言葉としてお使いするレベルに習熟するのもかまいません。自分の言葉や映画のフレーズなど録音して撮りため、とっさに質問されてもすらっと言えるぐらいまでぜひ頑張ってみてください。

それではCatch Questionsでスピーキングのすばらしさをご堪能いただければと思います。