プレゼンのスキルは社会人になると必ずと言っていいほど求められます。プレゼンというと、舞台の上に立ち、マイクを持って、大勢の聴講者の前でパワーポイントなど使って未来を語るなどイメージしてしまうかもしれませんが、もう少し小規模なものでもプレゼンはプレゼンです。例えば就職活動の面接、営業職の方が顧客訪問し商品を説明すること、社内会議で自分の意見を伝えること、さらに上司と一対一で現在の仕事の進捗状況を伝えるなども十分なプレゼンと思っております。
こういったプレゼンのスキルは実は直接周囲から自分の評価に結びつき、時に昇進や給料アップするなど人生で結構重要なこととなりますが意外と学校で学ぶことがほとんどなかったと感じております。私の経験上の話になってしまいますが、学校の成績がむしろ悪く、だけど友達がたくさんいるというような人ほどプレゼンの能力が非常に優れていたりすることもありました。皆さんのまわりではどうでしょうか?
ただ、このプレゼンは何を持って優れていると評価するのかは難しいところでもあります。それは聞き手の好き嫌いで決まるようなものだからです。ものを伝えるということも大切ですが時として聞き手の感情を動かすことも大切に思えます。友達が多いということはそれだけ、友の心を掴んだ証でもあるため多いほどプレゼン力があるのは自然なことのようにも思えます。
この章では以上のように自然とプレゼンスキルが日々の生活のなかで身についているような方でしたら無用かもしれません。私はむしろ、不器用でなかなか自分の思いや考えを伝えられないような人を応援する目的でこのアプリを開発した次第でもあります。私の周囲にも、すばらしい特殊能力を持っているのにこのプレゼンスキルがないために社会から認められず悲しく寂しい人生を送ってしまったという人も数人目にしておりました。
もちろん、プレゼンを語る上では容姿であったり、プレゼン前の自己紹介であったり、照明の演出であったりと意外性が時と場面によってものすごく評価される対象であったりもします。したがって、これさえやれば十分とは断言しません。このアプリとしてできる最大限のことをお力添えするというご理解でご了承いただければと思います。
それではこのアプリを通じて練習するポイントと流れを以下にお伝えさせていただきます。
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- 1.場面想定
- まず、Catchワードとして想定される場面を項目分けしてください。就職・転職での面接、C社Q商品の営業、英語のプレゼン、猫の研究発表など何でも構いません。
- 2.お題設定
- 場面が想定されましたら、そこで想定されるQuestionをひたすら決めてください。本格的なプレゼンテーション用にご活用されるのでしたら一つのスライドにつき、一つのQuestionとして設定すると順番なども後で入れ替えることができるので便利です。
- 3.復習復唱
- Questionが十分に溜まってきたら練習開始です。さきにも申し上げました通り、人の心を掴むプレゼンは自分の腹の底から出る言葉に係ります。普段から人と接する機会が多い方は話す機会も多く、既に自分の言葉ができあがっていることもあるかと思いますが、不慣れな方はランダム設定などにしてとっさに質問される設定の中で自分がどう答えるかを日々録音していくと良いと思います。自分の言葉ができあがったものは出題率を下げ、まだかなというものは出題率を上げるなどして効果的に自分の言葉を探してみてください。「自分の長所は何ですか?」ととっさに聞かれて答えられるようになりましたでしょうか。
- 4.写真利用
- 写真は使いようで是非活用してください。一つのQuestionにつき一つの写真を設定することができます。インターネットで見つけた写真やグラフを撮るのも良し、自分の作成したパワーポイントのスライドの写真を撮るのも良し、怖そうな面接官の写真を撮るのもよし、また自分の書き留めた手書きのノートを撮るのもよしです。文章ではなくイメージしながら話すと言葉が生き生きしてくると思います。また相手の目(大衆プレゼンの場合は客席)を見て話すと説得力が増します。苦手な人は是非人の写真で馬鹿らしいと思わずに練習してみてください。(知り合いの面接官ではここを意外に評価する人が多いです。)
- 5.疑問投稿
- CQ掲示板はCatchワードを元に似たような志を持つ仲間の疑問をシェアする目的で開発させていただきました。ここでは気に入った仲間の疑問をiPhoneアプリの中にダウンロードすることもできます。ぜひご活用いただければと思います。
プレゼンで創造する喜びを!