字幕単語帳で音楽

携帯の中に録音機器があるということは世の中ものすごい可能性に満ちてはいないでしょうか?それがもし、ミュージシャンであればなおのことと思います。私は実は高校生の頃、趣味として作曲をしていた経験があります。当時はミュージックシーケンサーというお弁当箱のような機械で音楽を作っておりました。メロディー、伴奏、リズムなどのパートに分けられ、操作の難しいコントローラーをぽつぽつ押しては四苦八苦していたことを記憶しております。音源の打ち込みが終わった後は各パートが合成され、自分の作った曲が音楽として流れた時はよく感動したものです。

しかしながら、やはりネックはその操作性にありました。曲の合成という面ではすばらしかったのですが、頭の中でひらめいた音色を打ち込む際に、操作性に四苦八苦するあまりその音色を忘れてしまうなど多々ありました。結局のところ、録音レコーダーや楽譜に書くのが手っ取り早かったのも事実です。

現在では音楽の作曲はパソコンなどでもできるようになり、すばらしい便利なアプリケーションが多々あるかと思います。私の知る当時のシーケンサーから到底考えられないようなシステムもたくさんあるように見受けられます。したがって、そういった専門アプリケーションと住み分けるアプリをこのCatch Questionsの中に見い出したいと思っております。ちょうど、当時のミュージックシーケンサに対する録音レコーダ及び楽譜の役割を担うかのように…。

本アプリのコンセプトとしては「携帯の中の原始的な蓄音機」というイメージでいただけたらと思います。あまり、作曲できると全面的に押し出してしまうと返って落胆させてしまうかもしれませんのでご了承いただければと思います。

それでは簡単な本アプリのご使用例を紹介させていただきます。

1.お買い物中やレストラン・喫茶店、また帰り道などの出先で作曲
私も当時作曲に没頭していた頃、こうした経験がありました。それは予期せぬ素晴らしいメロディというものは突如降ってくるというものです。この時、ペンでも近くにあればまだよいのですが丸腰の時は焦ります。今の時代、ペンよりも持ち運ぶ可能性が高いとされる携帯、その中にCatch Questionsが潜むこともできますので是非こうした時に鼻歌でも録音していただけたらと思います。もちろん、ピアノやギターなど自分の演奏した音を録音することもできますのでご活用いただけたらと思います。
2.一塊の録音ファイルの並び替える
よくあるのが、イントロやエンディングが最初は全く浮かばないけど、なぜか素晴らしいBメロを思いついたような時です。その次にエンディングが思いつき、Aメロも決まり最後にイントロを考えたなどどうなるでしょうか?楽譜に書いたとしても後で書き換えるのが面倒なものです。そういったときは是非、Catchワードを曲名として紐づくQuestionの項目をそのBメロなどの題目にしていただければと思います。Questionは並び替えができるので後から順番も自由にすることができます。またそのBメロも何パターンか思いついたときは一つのQuestionの項目に複数の音声ファイルを紐づけることができます。音声ファイルをフォルダ管理のようにiPhoneでできる機能は本アプリの自負するところでもあります。
3.写真機能も活用次第
プロの音楽家となると絵画や詩をコンセプトに作曲される方もいらっしゃいます。ただ、こういうことはほんの一握りの天才のなす業であり、もしそうした方がそのように本アプリを使っていただけたのであれば誇らしい限りでもあります。ただ、一般的な使い方としては5線譜の記録に使っていただけたらなどと思います。5線譜はやはり手書きに勝るものはないと思います。そして、その手書きの媒体を記録する目的にCatch Questionsがお役に立てればと思います。
 
最後に本アプリは作曲の最初の最初の段階でふとしたメロディーを記録するための補助アイテムとしてご理解いただけたらと思います。CATするようなメロディーで素晴らしい曲の創造に貢献できれば幸いです。